いらっしゃいませ。お話の各1話目はこちらから。

はじめまして itti(イッチ)と申します。こちらは、イッチが趣味で書いておりますBL小説やイラスト、漫画などを盛り込んだ憩いの場所。全てはボーイズラブに傾いておりますので、共有して頂ける方はどうぞお入りください。尚、別のサイトでも活動しております。pixiv・アルファポリス・fujyossy・エブリスタでもBL小説やイラスト、漫画、などを投稿中。現在のお話と 過去の小説の各一話目にリンクを貼っておきますので、「題名...

君は腕の中・・・ 25

 着替えたTシャツを洗濯機に放り込む。それからゆっくりと台所へ向かうと、先ずは冷蔵庫から冷たいお茶を出してコップに注いだ。オフクロはまだ下に居るんだろうか、昼の支度は途中の様だが、今日の昼もそうめんらしい。大きな鍋に湯を沸かしたまま、そうめんの束がテーブルに乗っていた。足音がして、オフクロが戻って来たかと振り返る。でも、開けっ放しの扉から入って来たのは斗真くんだった。「お客さんみえたから、先に食べ...

君は腕の中・・・ 24

 得意先を一軒ずつ回り終えて帰るだけになると、車の中はラジオも消したせいか静かな空間になってしまう。エアコンの吹き出し口から出る音だけが妙に耳につく。「タカにぃ、まだ彼女の事忘れられないの?」先に切り出したのは功の方。俺は何を話そうかと巡らせていたのに、突然確信めいた質問をされるとドギマギしてしまう。「ぁ.........、そんな事はない。」自分の胸に問いかけてみて答えを出した。そこまで好きになれてたら、...

君は腕の中・・・ 23

 微妙に、功との距離が掴めないまま中島さんのお宅に到着すると、荷台からビールを取り出した。「中島さんの顔見るの久しぶりだなぁ。」そう云って中庭を抜けると勝手口へと向かう。「おい、ケース持ってけよ!」俺にビールの入ったケースを持たせたまま、自分は身一つで中島さんの勝手口のドアを叩く。「おはようございます!丸高でーっす!」功の低い声が、静かな住宅街に響く気がして焦るが、仕方なく俺はケースを抱えて後ろに...