いらっしゃいませ。お話の各1話目はこちらから。

はじめまして itti(イッチ)と申します。こちらは、イッチが趣味で書いておりますBL小説やイラスト、漫画などを盛り込んだ憩いの場所。全てはボーイズラブに傾いておりますので、共有して頂ける方はどうぞお入りください。尚、別のサイトでも活動しております。pixiv・アルファポリス・fujyossy・エブリスタでもBL小説やイラスト、漫画、などを投稿中。現在のお話と 過去の小説の各一話目にリンクを貼っておきますので、「題名...

『迷惑な落とし物。』103

 人波を遮るように立つ俺と正臣。そんな俺たちを避けると、視線を投げかける見知らぬ人。怪訝な表情で俺と正臣の顔を見ては通り過ぎていく。立ち止まって睨みあう俺たちに向かって、「お前らいったいどうしちゃったんだよ!」と後を追って走って来た斎藤が声を掛ける。斎藤も俺と同じように、正臣に翻弄されている。いつも正臣のする事は突然で、その度に俺は頭の中が混乱してしまう。「なあ、正臣とハルヨシ、何かあったのか?喧...

『迷惑な落とし物。』102

 相変わらず目の前に高く積んだ皿を避けると、正臣は向かい合って座る斎藤の皿に『がり』を乗せる。「おい、そんなに乗っけるなよ、オレ、ガリはそんなに好きじゃないんだから。」そう云って正臣の手を押し返そうとした。がりの乗った皿は、行き場を失い真ん中にポツンと置かれたまま。「じゃあ、オレが食べるよ。」といい、正臣は箸を伸ばす。いつもの事だけど、コイツの胃袋はどうなっているのかと思う程、寿司が好きなだけなの...

『迷惑な落とし物。』101

 正臣に指定された通り、美容室の前で待つこと10分。せっかくの休みなのに、職場の前で待ち合わせって............上にあるカフェは営業していて、さっきなんか洋介くんの彼女がバイトから帰るところで顔を合わせてしまった。俺の顔を見て、不思議そうに首を傾げながらも「お疲れ様です」なんて挨拶をして帰ったところ。何処へ行くのか知らされていない俺は、スマフォを取り出しては画面をチェックするばかり。まだ連絡も無いまま...