【 あとがき 】☆ の様なもの

境界線の果てには。 をご覧頂き有り難うございました。別のサイトでも、【カザミドリ】というお話を書いていますが、こちらは学校へ行けても教室には行けない少年と、彼を支えたいと思っているひとつ年上の少年の物語。私は、心に色んなものを抱えている人が好きかも……かといって、何をしてあげる訳ではありません。自分でもがきながら、生きるしかないと思っているから。もがく事は、いい事です。安定は心"に安らぎをもたらして...

境界線の果てには。 R-18イラスト

はじめての絡みイラストです(広斗&真咲)やっぱり”ひとり萌え”が無いとネちょっと描けてうれしい。。。。(´艸`*)・・・・・でも、なんだか地下室っぽくなってしまったような気が・・・・・つっこみどころは満載ですが、もう眠いので直しません。ごめんなさい。ありがとうございました...

境界線の果てには。(070)

 この場所で、何度も目覚めた俺だけど、今日ほど目覚めたくないと思った事は無い。カーテンに囲まれたベッドの上で、ただ、ポカンと口を開けるしかない俺の頭を真咲の手がそっと撫でた。カーテンを半開きにした二人の女子は、顔を真っ赤にしながらも、少し硬直した面持ちで俺たちを見ている。そりゃ、目の前で罰ゲームでもないのに男同士のキスシーンを見せられるとか・・・サイアクだろう?おまけに真咲のバカが、愛してるとか、...

境界線の果てには。(069)

.............思えば短い人生だった。小さい頃から自分の我儘を通してきた気がする。ちやほやされて、いい気になって、自分からは呼びに行かなくても向こうから来たんだ。だから俺は、人が来てくれるのが当たり前だと思っていた。真咲を取られて、はじめて気づくなんて........欲しいものは欲しいとちゃんと言わなきゃ駄目だったんだ。”言わなくても分かるだろ”なんてのは、何十年も連れ添ったじじばばの夫婦のセリフだ。真咲が俺...

境界線の果てには。(068)

 「ちょっと話があるんだけど・・・」「は?・・・なに?」「ここじゃ言えない。こっち来てくれない?」・・・どうしよ・・・「いいから早くっ、講義が始まっちゃうでしょ?!」言いながら、俺の腕を掴むと廊下を歩いて行く。こういう時、男は手が出せないっていうか、ヘタに力を入れたら女の子を倒してしまいそうで怖くて.....。捉まれた腕を振り払う事も出来ない。少し先の誰も使っていない空教室に入ると、くるりと俺の方に向...

境界線の果てには。(067)

 ここにバカな男が一人・・・散々わがまま言って甘えて、護衛隊長を我が物にしたと思っていたら、女に横取りされて....。なのに、まだ強がっている。喉から出そうな言葉を飲み込んでは、こうやって立っているのがやっとだ。「お前に単位の心配なんかされたくないな。・・・大丈夫、オレは留年なんかしないよ。」真咲が俺の手からカバンを引き剥がすと、前を向いたまま言った。-わざとなのか、なんで俺の顔見ないんだよ.........。...

境界線の果てには。(066)

 翌朝、ゆっくり起きた広斗は重い頭を抱えていた。テーブルの上のカフェオレは、すっかり冷えてしまい、目を閉じて自分の思考をクリアにしようと思うのに、全くやる気が出ない。ちゃんと食事をしなさいと言われたのに、結局何も口にせず寝てしまった。-夢の中で、真咲と真希ちゃんが並んで歩く姿を追っていた俺。嫌になる。こんな夢見たの初めてで......。気持ち悪いぐらい女々しい俺に、真咲が冷ややかな目を向けていた。あんな...

境界線の果てには。(065)

 誰もいなくなった待合室で会計を済ませると、貴哉が入口まで見送ってくれる。「いい?ちゃんと、栄養考えて食べるのよ?!倒れるのは心因的な理由ばかりじゃないんだから。」「.....はーい、分かりました。」まるでお母さんと子供の会話みたいだが、貴哉の言葉を素直に聞く広斗。片手を上げるとアパートの方へと帰って行く。その後ろ姿を見ながら、貴哉が少し心配そうな顔。「貴哉・・・昔の事思い出した?」末永が、ドアを開け...

境界線の果てには。(064)

「……さん、………お客さん!大丈夫ですか?」「…あ、……はい…。」座り込んだ広斗のところにやってきた店員が、肩に手を置いて聞いてくるので気を取り直して返事をした。立ち上がって会計を済ませるが、さてこれからどうしたらいいのか。とりあえずこの食品は、持ち帰りということだ。届ける相手が居ないんだから…。 気が付けば、広斗は末永クリニックの前に来ていた。真咲が勝手に予約を入れてくれたから、仕方がない。中に入ると、...

境界線の果てには。(063)

 俺が昔付き合った女の子が、どうしてキレるんだろうと不思議だったけど、やっとわかったよ。俺、相手の気持ちとかあんまり考えてなかった。自分がよかったらそれで良しにしてたんだ。好きだとか、愛してるなんて言ったこと無い。それが、こういう形で返ってきたんだな。広斗が深いため息をつきながら、教室へと入って行くと、高木と目があったので、隣に座る。「なに?暗い顔で……。」高木に言われて、はぁ〜、と机の上に上体を伏...