境界線の果てには。(012)

-頭が痛い-昨夜、真咲を見送った後、俺はバカみたいに泣いた。ガキみたいに声まで上げて............その後、自分でも何やってんだか・・・と思ったら、今度は可笑しくなって、腹がよじれるほど笑い転げた。-なんなの?こういうの.......今まで経験ない。............すげー疲れた。よろよろと歩いてる俺の後ろから、パタパタツという足音が近づいて来るので、振り返ろうとした瞬間、背中にドスン、と拳を入れられた。「ってえ・・...

境界線の果てには。(011)

部屋に漂うのは、沈黙の重たい空気。コトン.........真咲が手にしたコップをテーブルに戻す。その音が部屋中に響いて、余計に二人の緊張感を増す。ゆっくりと広斗に近づいた真咲は、無言のまま広斗の癖のある髪を撫でた。そして頬に垂れた髪を耳にかけてやると、そのまま横をすり抜けて、ベッドの脇に脱ぎ捨てられた服を着始める。「・・・なに?泊ってくんじゃないのか?」広斗が横目で真咲の様子をうかがいながら聞いた。「・・...

境界線の果てには。(010)

-うっ・・・さすがにキツイ。いくらイった後とはいえ、全然解してないんだ。先の方が入ってるだけで、これ以上は進めない。真咲は自分の下で眉間にしわを寄せている広斗の顔を見た。......ぅ...........うう.......っ必死にこらえている広斗の口元が歪んでいて、これでは怪我をさせてしまうと思った。「ひろ、と・・・」そう呼んで真咲は躰を離すと、広斗の横にドサツと倒れ込んだ。「・・・ま、さき?」顔を向けた広斗の目がパチク...

境界線の果てには。(009)

広斗は、目の前の状況に困惑していた。自分が真咲に捜れるための条件として、先に真咲のモノを口でイカせるなんて事を了解してしまったのだ。振り返ってみれば、俺は今までそういう事をしたことがない。だって、俺ホモじゃないもん。セックスとはいっても、相手が奉仕してくれるのを受けてただけで、真咲が俺を襲ったのは想定外だったけど、意外と真咲は慣れてるようだった。俺のチンコだって咥えてくれたし・・・なんで俺が?って...

境界線の果てには。(008)

真咲が俺を.................「あのさ、掘るとか掘られるとか・・・道路工事じゃないんだから。やめてくんない?」「だっ・・・て、」そこまで言って言葉に詰まる。我ながら、下品な言い方だったと。「俺がいっつも下じゃんか?! たまには真咲が下でもいいだろ?」「やだ。」え?速攻拒否?「ずるいだろ、10回やってるうちの1回も俺、入れさせてもらってない。約束が違うし・・・」「いつの話?そんなの1年も昔の話だろ。」あ、...