『曇天の月』 033

 ベッドの上で、横向きに寝転んだ司の髪をドライヤーで乾かしながら考える。自分の会社が大変だって時に、人の恋路をなんとかしようなんて、呆れられるかと思ったが・・・案外、司は懐の深い奴なんだな。ま、そう言いながらも、コレはオレのもの。なんて言われたら、可愛くてヤリ倒したくなるっての。外見と中身のギャップが、あればあるほど惹かれる。人なんてそんなものだろう。「司、乾いたぞ。....... ツカサ......?」見る...

『曇天の月』 032

 「なあ、涼介髪切った?」シャワーを浴びる俺に、湯船の中から問いかける司だったが、俺が黙っていると「なあって!」と、大きな声になる。「あ、うん。カットモデルやって、タダで切ってもらっちゃった。」俺は、答えながら、おーはらの事をどうやって切り出そうか考えていた。一度俺のアパートで顔は見ているし、ちょっとヤキモチ焼いた感じだったからな・・・「あの、ちょっと頼まれ事してさぁ、その美容師・・・前に俺の家で...

『曇天の月』 031 「R18」

 俺は、自分の舌先に神経を集中させると、司の蕾を押し広げた。ヒクついたソコを入念に解せば、足元がガクガクと震え、口から洩れる吐息を堪えるように口を押えている。「司・・・、啼けよ。」俺が言うと、首を横に振った。あ........ んっ..........それでも我慢が出来ないのか、時折眉を寄せて呻く。「も、早くっ!」俺の方に顔だけ向けると、懇願するから立ち上がった。震える腰をしっかり掴んで構えると、司は壁に肘をつき、...

『曇天の月』 030 「R18」

 壁の時計とにらめっこをしながらも、内心はそわそわしていたし、冷汗が背中を伝っていた。今更こんな茶番劇を演じるなんて、どうかしていると思ってみても、後には引けない。おーはらが気の毒になったし、こんな事をして何になるのかと思う反面、コイツの気持ちもわかるから・・・。どんなことをしてもヤキモチは焼かないんだろう。それは、言葉を返せば自分に自信があるって事なんじゃないのかな。しかも、今までおーはらを切り...

『曇天の月』 029

 話が変な方向へ行ってしまったが、なんとなくおーはらに興味を持った俺は、コイツの手伝いをすることになった。とはいっても、”カレシ”のふりをするって事は、司にも誤解を与えてしまうから先に話をしておこうと思う。まぁ、多分いい気持ちはしないだろうが........。「りょうすけさん晩御飯まだでしょ?仕事終わってそのまま来た?」おーはらが着替え乍ら言うが、目の前でどんどん服を脱いでいくから焦る。「おいおい、いちいち...