『曇天の月』 037

 実家に戻ると、親父はヤドカリ状態。もうそろそろ、コタツは仕舞った方がいいんじゃないのか?外は、すっかり春の草花で陽気めいて、過ごしやすい日が続いている。「親父、なんで俺に黙って豊臣の社長に電話するかなぁ・・・・津田先生に呼ばれてビックリしたぜ。」そういうとリビングの椅子に腰かけた。「どうせお前だって、豊臣に売り払うつもりだっただろ。」「何言ってんだ。俺はちゃんと順序立てて考えてたんだよ。・・・・...

『曇天の月』 036

 津田弁護士の事務所を後にしようとしたときだった。階段を降りきった所で、大きな茶封筒を抱えたロクイチくんに出くわす。「あ、こんにちは。いらしてたんですね。」「やあ、どうも。沢山の荷物だねえ・・・今日はいないのかと思ったよ。」「はは、ボクは雑用係ですから、主に書類を届けたり受け取りに行ったりですよ。」「そうなのか。・・・あ、じゃあ、また。」「はい、お疲れ様でした。失礼します。」ロクイチくんの後ろ姿を...

『曇天の月』  035

「何かあったのか?」津田先生が席を外すと、俺は司に聞いてみた。「今日、お前の親父さんがうちの社長の所へ電話してきた。会社を豊臣に譲渡するって・・・聞いてないのか?」「え!?.............聞いてない。」全くの、寝耳に水だった。あの資料だってまだ俺の手元にあって渡していないし・・・「内容は、うちの社長が口頭で説明したらしいけど、それで飲むって話だ。急きょオレに、話をして来いって言われて。」司も半ば呆れ...

『曇天の月』 034

 昨夜は、司の部屋へ入るなり、速攻で襲ってしまった俺。あんなのは、何年振りだろう?身体に灯が点いて、勢いで何度も求めた。おかげで、今朝は体中が痛い。もう若くはないのかなぁ・・・・・「若社長、津田先生からお電話です!」事務所に杏子ちゃんの声が響き渡ると、他の社員が俺の顔を見る。津田先生が弁護士だと知っているから、みんなそれとなく話の内容を聞いている。俺も意識しながら、出来るだけ詳しい内容が分からない...

『昨日のイラスト』 アゲワスレ

  すみませ~ん 昨日イラスト載せるの忘れていましたぁ   m(__)mこちらです ↓  いう程の ものでもありませんが。...