【曼珠沙華】 炎に落ちる 001

「おかしいんじゃない?」「え?」唐突に付き合っている女の子から言われ、俺は返答に困る。その日、高校受験の為に運動部最後の部活を終え、下校する俺を待っていたのは児島さつきだった。彼女とは同じクラスで、去年の冬に告白されて以来、周りのヤツらにひやかされながら付き合いが始まった。今日は部活が終わったら一緒に帰る約束をしていて、校門で待ち合わせ。「ねえ、千早(ちはや)くん、帰りにうちへ来ない?今夜は親の帰...

次回小説【 曼珠沙華 】 炎に落ちる

 こんにちはすっかり季節は 秋 ですね。秋 にちなんで、次回は 【曼珠沙華】炎に落ちる をお送り致します。それで、漫画というか・・・・手書きで描いてみようと思ったのですが、この1ページすら描けない|д゚)下書のままの人もいるし・・・・・続ける自信がありません。なので、やはり文章にてお届けしようかと・・・・・・・・・本当にコツコツできない人です。何でもちゃっちゃと出来ないと、イラ~っとなってしまう。です...

『曇天の月』 085 [最終話]

 本当に驚いた時、人は言葉を失くす。そんな状況の俺は、司が平然と言い放った言葉をもう一度思い出す。「ごめん、涼介に話すの止めようかと思ったんだけど、隠してて変に取り繕うのも困るし・・・」「・・・そんな・・・・・いつ話したんだよ。今の会社に入ってからか?」俺は、今までそんな事を気にもせず普通に会話していた。いや、普通よりは少ないか。それでも、俺にしては頑張って話した方だろう。「立花さん以外で、オレの...

『曇天の月』 084

*R18入ります。互いのワイシャツのボタンを外しながら、俺は司の顎や、喉元にキスを浴びせた。早まる気持ちを押さえながらも、どんどん息遣いは荒くなり、ベルトを抜き取ると頭を庇うように手を添えて司を床に倒す。「つ、かさ・・・・・抱いていい?」「・・・・・また、確認?・・・・・い、いよ。」その言葉と共に、一気に司の唇を奪う。何度も何度も、感触を確かめるようにゆっくりと食んだ。「りょ、・・・す、け・・・・・...

『曇天の月』 083

なんだかわからないけど、司が『月』になりたいと言い出して.........。繋げる言葉を探すが、見当たらない。「え・・・・・っと。・・・・・・・どういう意味?」素直に聞いてみた。「だから、涼介が見たい時に見れる月、だよ。」「・・・・ぁあ、はぁ・・・・。ごめん、分かんねぇ。」せっかくの二人きりの場面で、俺だけがポカーンと口を開けているみたいで情けないが、司の言わんとする事が分からなくて。「オレね、お前が工場...