【曼珠沙華】 炎に落ちる 091

::本日2度目の更新となります::ギッ、という足音がドアの前で止むと、「千早、寝た?」と桂が声をかけてきた。ベッドの上で、パソコンを眺める俺は「イヤ、まだ寝てないよ。・・・」と返事を返す。その声でドアが開くと、桂がドライヤーを片手に持ちベッドの側にやって来た。「ほら、やっぱり髪の毛乾かしてないよ。」そういうと、ベッド下のコンセントの差し込み口にドライヤーのコンセントを差し込んで、スイッチを入れると...

【曼珠沙華】 炎に落ちる090

 「ただいま~」玄関の開く音と同時に聞こえる声。居間でごろりと寝転がり、テレビを観る俺は顔だけ上げて桂の方を見た。「お帰り~、めしは?」「ま~だ。今日は昼もろくに食べれなくてさ、海外研修の話を聞いてたら遅くなっちゃった。千早は?もう食った?」そういうと、カバンとジャケットを椅子に掛ける。「うん、さっきまでアネキが謙を連れて来ていてさあ、腹減ったってうるさいから牛丼食ってきたんだ。」「ああ、そうか。...

【曼珠沙華】 炎に落ちる089

 - - - 小さな庭の片隅で、木蓮の花が咲くころ。北を指す木蓮の蕾が大きく開くと、それはあっという間に散ってしまい、地面に落ちた大きな花びらを掃いて集めるのは、俺の仕事となっていた。桂の家の縁側で、頭に巻いたタオルを取り、長いほうきを傍らに置くと座り込む。「おじちゃん、もう休憩してるの?まだ5分も経っていないよ。」声のする方を向くと、今年小学校3年生になった甥の『謙』がアイスを舐めながら立っている。...

【曼珠沙華】 炎に落ちる088

R18入りますのでご注意ください。(R15かも) 俺は、桂を口に含んだまま自分の下着に手を掛けるとジーンズごと下へとずらした。桂同様、俺のものもはち切れそうにそそり立つ。そっと自分の手を添えるが、桂が気づいて俺の脇を引き上げる。「千早....こっち....]そういうと、伸ばした手を俺の太ももにかけた。それから桂は向きを変えて、自分の目の前に俺のものが来るようにした。互いのものに手を伸ばし、舌で味わえば一気に快感...

【曼珠沙華】 炎に落ちる087

    トクン   トクン   トクン胸の鼓動を感じながら、手のひらでそっと桂の腹を撫でると、微かに震えた桂の指が俺の首筋をなぞる。顔をあげて桂の瞳を覗く。その瞳は憂いをおびて、俺の顔に近づくと頬に口づけをしてくれた。  チュ、........微かな音なのに、まるで部屋中に響き渡るかのように感じて恥ずかしくなる。もう何度も交わした口づけ。それなのに、今夜のそれは違って感じられた。まるで、俺と桂の永遠の愛を誓うかのよ...