境界線の果てには。(028)

真咲と二人でSマートへ買い物に来たが、やっぱりいつもの様にカートを押すのは真咲の役目。

俺は後ろをタラタラと着いて歩く。時々好物を見つけるとカゴに入れるのだが、チョコレートばかりを入れているとジロっと見られて元の棚に戻された。

-俺は子供かっ!!

「広斗、甘いもん食いすぎ。太るぞ?」
そう言われるが、うちに太った人間はいない。オフクロも、胸はデカイがからだは痩せている方だ。

「大丈夫だって、俺んち太らない家系だから」

「あ、そう。・・・けど、3個までな?!鼻血でるといけないからさ。」

なんだか真咲がどんどん保護者の様になってるんだけど・・・・

まあ、倒れたりして心配かけているから仕方ないか・・・ここは素直に従っておこう。

「肉、あんまりいいのなかったな?!やっぱり焼肉にしようか?」

そういうと、「いいって、ステーキ肉ならなんだって。早く帰って食おうぜ。」
よほど腹が減っているのか、さっさと会計を済ますと家の方へ歩きだした。

荷物は真咲がすべて持ってくれる。ホントにいいヤツ。

けどな、あんまり甘やかされっと俺は調子に乗っちゃうんだよ?いいの?

お前の愛情全部独り占めしちゃうからな!

俺がまた倒れないかと、片手で持った荷物を肩に担ぎ、もう片方の手で俺の肘を掴む。

多分、今の俺の顔を誰かが見たら、すっげえニヤけてる面してんだろうな。

そう思うと益々ニヤけてしまう広斗だった。




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