『寄り道しないで帰ろうよ。』 205号室-34

**R18です。**






 アツシの柔らかい唇で、俺の耳に、うなじに、肩に...........優しくキスを落とされると全身の肌が粟立つのを覚えた。ゾクリとする快感が俺の内部に押し寄せてくると、この手でアツシに触りたいという欲求が堪えきれなくなるが、俺の両手はアツシが頭を拭いていたタオルで固く縛り付けられて、触る事が出来ないでいた。

「これ、外せ----。なんでタオル、」
「オレのいない隙に別の男を連れ込んだバツだ。」
 言いがかりも甚だしい。吉田くんを’別の男’とか、連れ込んだ、だなんて........。

「お、前................、そんな事言って、ただの変態プレイをしたいだけなんじゃ......?」

「.........、どっちだっていいさ、拓海はオレの言う事聞いてればいいから。」
 そう言うと、俺の身体をひっくり返してうつ伏せにする。縛られた両手が邪魔で身体をねじった格好になると、斜め後ろを振り返った。

 アツシは俺の開いた太ももの間に膝を立てると、そのままゆっくり顔を近付けてくる。片手を俺の肩に乗せると、そのまま顎を掴んでキスをした。

...........ンぐッ...........
 喉の奥が捻じれているせいで変な声が漏れるが、アツシは気にせずそのまま覆いかぶさって唇や頬や耳朶を舐める。その度に俺の背中は電気が走ったみたいに小刻みに震えた。

 アツシの手が、つつつーッと俺の背骨に沿って下へ降りていく。そうして臀部へたどり着くと、手のひらを広げて俺の尻を掴んだ。
 両方の手で掴むと、ギュっと持ち上げる様にされて、その度に俺の後ろの堅く閉ざした窄まりが広げられるようで恥ずかしくなる。

「ア、ツシ........それ、やめて........。なんか恥ずかしい。」
 捻じった身体のまま、顔だけをアツシの方に向けると言ったが、全く返事は無くて...............。
 一体何がしたいんだ。直接触りっこをする訳でも無くて、ただ俺の身体を舐めまわす様にしているだけ。

「アツ、......」
「拓海、ちょっとガマンしてて。」
「........え?」
 言葉を挟む間もなく、俺の尻に何か液体の様なものが垂らされたのか、一瞬ヒヤリとした感触でビクッとした。

「なに?..........え?............ローション?」
 サイドテーブルからいつの間に出したのか、アツシが自分で使うローションがシーツの上に転がされると、俺は焦った。

「ちょッ、.........」
 口をついて出た言葉は、アツシの唇で覆われて、俺の咥内をまさぐるように舌が絡みつく。

----んんッ------
 思わず声を出したくなったのは、アツシの指が俺の窄まりを突いたから。滑らかに垂れるローションの力を借りて、少しずつでも自分の中にアツシの指が入るのを感じると、俺は足を閉じようとする。が、しっかりアツシの身体が邪魔をして閉じる事は出来なかった。

----プ、ハアーッ ------ッ

 アツシの唇が俺の口から離れた途端に思い切り息をついたが、今度はアツシが自分の指を捻じ込んできて俺の舌を掴むようにするからまた喋れなくなる。

- まさか、俺に挿れる気か?-----
 アツシの指はゆっくりだが、確実に中へ入ろうとしていた。何度もツプツプと指先を出し入れしている。
 それでも堅く閉ざした俺の孔は、その先へ入るのを拒むかのようにアツシの指を押し戻してしまう。

「やっぱりキツイな。...........短時間に解すのは無理か.............。」
 そう言うと、俺の口に含ませた指を離してくれた。
 アツシの指と一緒に、俺の口からは唾液がほとばしり顎へと伝ってしまう。拭いたくても手が拘束されていて、俺は間抜けにも涎を垂らしたままアツシの顔を睨むしかなかった。

「ごめん拓海。」 
 そう言うと、アツシは俺の顎に垂れたものを舐め取って俺の両手を解放した。

「......な、にする気だった?」
 仰向けになって縛られていた腕をさすると聞いてみたが、「ヤっちまおうかと思ったけど、無理だった。」とアツシは言った。

「あったりまえだ!!急に始めるなよなッ!」
 折角俺の身体の芯が火照ったというのに、焦りと不安ですっかり萎えてしまって腹が立った。
「ごめんって。悪かったよ、つい焦ってしまった。」
 アツシは本当に申し訳なさそうな顔をして俺を見る。
「.........、何があったんだ、吉田くんと。」

「何にもない。.............だから気にするな。ただ、拓海はアイツと関わったらダメだ。それだけは守って。」
「.................」

 全くなんだかわからないまま、俺はただ自分の尻に垂らされたローションが気色悪くて、ティッシュペーパーを掴もうと手を伸ばしたが、すぐにアツシがその手を掴みに来る。
「ちょっと!もう、やめろって!!」と、抵抗を示すと、「今度こそ、気持ちいい事だけ。」と言って俺の身体を押し倒した。

「...............、も、ぅ..................」
 俺も単純だ。さっきまで不安と焦りで萎えてしまったって言うのに、アツシの指先がローションの滑りを伴って俺のモノに触れると、すぐにムクムクと反応を始める。

「二日も休んだから元気だねぇ。」
 アツシがそう言って俺のモノを扱くと、自分は手についたローションで後孔を弄りだした。
「俺も、ソレ、やってやりたい。」
 アツシの手にそっと触れると言ったが、「また今度、じっくり教えるから。」とかわされる。

 多少の不満はあるが、アツシは俺の反り返ったモノを自分で解した孔の入口にひたりと押し当てると、ゆっくりと腰を落とした。 
 徐々に俺のモノは飲み込まれていき、やがて熱を感じて締め付けられると、思わず「ウッ」という呻きを漏らしてしまう。
 最後まで身体を落とし込んだアツシは、上体を俺に近付けると唇を吸い寄せた。俺に跨ったまま、腰を軽く前後に揺すると、アツシのしなやかな雄は頭をもたげて、俺の目の前でゆらゆらと揺れる。下唇をキュッと噛み、眉根を切なそうに寄せると、アツシが喉仏を見せつける様に顎を上げた。

 俺は、目の前のアツシのモノに手を伸ばす。 
 弾力のあるしなやかなソレは、俺の手の中に包み込まれると急に硬さを増し、先端から溢れ出た透明の蜜が、タラリと俺の親指を濡らす。

「はぁっ........................ッ、た、くみぃ...........きもちぃ.....」

 やっと声を出したアツシは、濡れる瞳で俺を見ると、そのまま俺の唇を食むように口づけた。

 そのまま下から突き上げると、反動で軋むベッドの音は尚更淫猥な景色に色を添える。
 頭をクラクラとしならせて、目を閉じているような半開きの様な眼差しで俺を見るアツシは、「あッ、........あッ、.................ぁぁぁ....」と唸ると、俺の手の中で果てた。

 腹の上に散った白濁を指で掬うと、アツシが俺の胸の尖りに塗り付けてくる。
 滑る指先で小さな粒を捏ねられると俺も変な気分になって、アツシの臀部を鷲掴みすると自分の腰を上下に律動させ、アツシの身体を大きく揺さぶると中で果てた。




 結局、2度目のシャワーを一緒に浴びる事になった俺たち。
 髪の毛も乾かないうちに、シーツを取り換えたベッドにダイブすると、二人は死んだように織り重なって眠りについた。





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