いらっしゃいませ。お話の各1話目はこちらから。

はじめまして itti(イッチ)と申します。こちらは、イッチが趣味で書いておりますBL小説やイラスト、漫画などを盛り込んだ憩いの場所。全てはボーイズラブに傾いておりますので、共有して頂ける方はどうぞお入りください。尚、別のサイトでも活動しております。pixiv・アルファポリス・fujyossy・エブリスタでもBL小説やイラスト、漫画、などを投稿中。現在のお話と 過去の小説の各一話目にリンクを貼っておきますので、「題名...

『迷惑な落とし物。』番外編「お買い物」その2

 貴重な休み。しかも、引っ越し明けの、普通なら部屋でまったりとくつろいでいる時間に、俺は一人腹をたてながら並木道を歩く。後ろでは正臣がしきりに謝っているが、どうしたっていい顔は出来なかった。ソファーなんて、俺にとってはどうでもよくて.....。休日が合わない分、風呂上がりにベッドの上でゆっくりしゃべったり、触れ合ったり。それで充分だと思っていた。強い日差しは遊歩道に並ぶ木々で遮られると、キラキラと輝く...

『迷惑な落とし物。』番外編「お買い物」その1

 たまに聞く事があった。夫婦の間に流れる空気が、ものすごく重苦しくて、家出したくなるって話。けど、結局はそれも出来なくて、買い物で発散したり友人とランチをしたり。女性客が多い美容室では、そう言った話が飛び交う事もあって、俺は他人事だと思ってぼんやりと聞いていた。_____昨日の事だ。引っ越しも終わり、ダブルベッドは俺の所から運んだものを使うという事になっていて、無事設置も済んだ。で、リビングで寛ぐ...

『迷惑な落とし物。』119

 浴槽の淵に手を掛けて、ゆったり身体を沈み込ませると、その俺と向かい合う形で正臣が入って来た。さすがにお湯は溢れてしまい、綺麗な渦が床の目地を這うように流れていった。「いくら何でも、やっぱり男が二人ってのはキツイな。こういうのって女の子だから丁度いいのかも.....。」俺が正臣に向かって云う。俺には経験が無いけれど、正臣はひょっとして女の子とこうして入った事があるのかもしれない。だから入れるって言った...