『君と まわり道』 67

 「あー、マイッタ。」カンカン、とアパートの階段を降り乍らひとりぼやくオレ。朝8時の日差しなのに、じりじりとキツイ季節になった。自転車置き場で日当たりのいい場所に停めていたせいか、サドルが若干熱くて痛めた尻を刺激する。「くっそーっ!考えたらオレが休みの前日にヤれば良かったんだよなー。アイツの身体を心配して昨夜になったけど、結局オレじゃん!辛いじゃん!」独り言を言いながら自転車を漕ぐと、アパートを出...

『君と まわり道』 66

R18 続きます 拓海の身体にじっとり汗が噴き出すと、オレの腹にも自分の放つ淫猥な蜜が塗りこめられていく。互いの唇を貪るように重ねると、その度に咥内から溢れる滴は絹糸の様に顎を伝う。それをまた舌先で絡めとっていくと、更に奥深く咥内を犯す。.................ぁ、......................ん.............目眩が起きそうな程の快感を自分の下腹部に感じると、足の先までもが震える様だった。...........た、.........く...

『君と まわり道』 65

遂に**R18**お気をつけて!! -----------クチュ、生暖かいローションを手の平に垂らすと、それを指ですくい後ろの窄まりに塗り付けた。モチロン指にはゴムをはめ、自分で解そうと腕を後ろに回す。拓海は、そんなオレの姿を喜々として見ているが、「スゲぇ、そんな風にすンだ?!痛くない?」なんて聞いてくるから気が散ってしまう。「うるせぇ、黙って待ってろ。」と、こんな時に似つかわしくない言葉で、拓海を諭す。が、冷静...

『君と まわり道』 64

------酔っているのか? -----------------「ヤ、......メッ........、たく、.....み!!」拓海の髪の毛を掴むと引き剥したが、またすぐ股間に顔を近付ける。いったいどうしたって言うんだよ。ノンケのくせにオレにフェラをしようっていうのか?「オイ!どうしたんだ、お前はそんな事しなくていいから!」本気で怒るオレに、拓海は身体を離すとズイッと這いあがってオレの顔面を睨みつけた。その目はさっきまでのヘラヘラしていた...

『君と まわり道』 63

  何かに足元をすくわれた気がした。ヘトヘトで立っているのも辛いっていうのに、自転車のペダルに足を乗せるが感覚が無くて.......。そりゃあ、仕事だし仕方がないけど。オレだって別に期待していた訳じゃない。でも、この数日は入口まで行っては回れ右して戻って来るような、ドアノブに手を掛けては空回りして入れないような日々を過ごしてきたんだ。それが、’勝手に飯食って先に寝てろ’.............?はぁ.....................

『君と まわり道』 62

 週末、ついにやって来た金曜日...............。店では、午後からも買い物客が絶えなくて、3時頃にやっと昼飯を食べるという具合。腹ペコのオレは休憩所に向かうと社員の食堂に行き食券を買った。トレーにうどんと稲荷寿司を乗せて長テーブルに着く。今日はどの店も混んでいたのか、こんな時間なのに昼食をとる人が多かった。テーブルも、いつもなら空があって独りで一つのテーブルを使うくらいなのに、今日は隣に人がいる。「...

『君と まわり道』 61

 拓海は、どこまでオレとの事を考えているのか.............。ずっとこうして、二人でやって行きたいと考えているのか。それとも、いずれは結婚して家庭を持つつもりなのか.........。オレを見ているからと、両親に言ってくれた言葉。本当に有難いと思った。でも、その本当の意味をオレは知らない。聞くのも恐いし...................。台所で食器を洗い終わると、「さっきの話、アツシに任せる。此処でもいいっていうならそれで...

『君と まわり道』 60

 拓海の身体を持ち上げると、テーブルにそっと降ろす。腰掛ける拓海と向き合うと、ゆっくり顔を近付けた。最初は互いの瞳を見つめ合って...........。そのうち、拓海の腕がオレに伸びると背中にまわった手に力がこもる。ギュっと強く抱きしめられて、オレの手も拓海の腰にまわり互いに身体を密着すると唇を重ねた。 チュッ、というリップ音が鍋の沸騰する音にかき消され、それを耳の奥で聴きながらもオレたちは唇の熱を確かめ合...